https://news.yahoo.co.jp/articles/4965dbbf1067eb67b807506b33f334e34d45ec27

 愛知県刈谷市で馬肉の無人販売店から売上金を盗んだとして、男が逮捕されました。逮捕のきっかけは「防犯カメラ」で、東海テレビが入手した映像には、犯行の一部始終が映っていました。

 警察官に囲まれる中、車から降りてきた長髪の男。住所不定・職業不詳の石田男也容疑者(39)です。2022年12月、刈谷市内の店舗から現金3300円ほどを盗んだ窃盗の疑いで、22日に逮捕されました。

 石田容疑者が犯行に及んだのは、無人の馬肉販売店です。肉を買った客が代金を入れる箱を壊し、中に入っていた売上金を盗んだとみられています。

 事件当日、店内に設置された防犯カメラに映っていた青いレインコートのような服装の男が石田容疑者で、カウンターの側面に取り付けられているのが代金箱です。

 工具のようなものを手に無理やりこじ開けると、中に入っていた小銭や紙幣が散らばり、慌てて拾い集めます。紙幣を握りしめ、再度入念に床をチェックし、店を出ていきました。

 店は防犯カメラ映像の静止画を店内に掲示し、客などに情報提供を呼び掛けてきました。

 その中には白いTシャツの人物の画像もありました。この店は、以前も被害にあっていました。

(リポート)
「石田容疑者が犯行に及んだとみられる店舗では、過去にも料金箱が狙われる様子が防犯カメラに写っていました」

 2022年9月、同じ店で撮影された防犯カメラの映像。白いTシャツの人物が、壁に取り付けられた代金箱を力づくでもぎ取り、逃げて行きました。

 警察もこの映像を把握していて、石田容疑者が犯行を繰り返していた可能性があるとみて追及する方針です。

 無人販売という営業スタイルに付け込んだ悪質な犯行。石田容疑者は調べに対し、黙秘しているということです。