埼玉県教育委員会は22日、県立新座高校の男性教諭(30)が虚偽告訴容疑で警察に立件されたと明らかにした。元勤務先の県立高校の同僚を陥れるため、生徒の個人情報を校外に流出させたように装ったという。2人は親しかったといい、教諭は動機について「新たな環境になじめない自分に共感や理解を示そうとせず、充実感を味わっていた。嫉妬と憎しみがあった」などと話したという。
県教委はこの日、自宅待機としていたこの男性教諭を停職6カ月の懲戒処分とした。発表によると、男性教諭は昨年6月、前年度まで勤務していた別の県立高校の生徒約40人分の氏名や顔写真が入った学級通信を保存したUSBメモリーを、県教委に郵送。店舗の職員を装い、「店舗に落ちていた。民間企業であれば落とした職員はクビだ」などと書かれた文書を同封した。USBメモリーのデータは元同僚のものだった。
「充実感に嫉妬」した教諭、同僚を陥れようと情報漏洩偽装 停職処分
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