沖縄県北谷町で1月、アパート屋上の倉庫が全焼した火災があり、県警が23日、米空軍嘉手納基地所属の兵士の男（27）を建造物等失火や窃盗などの疑いで那覇地検に書類送検したことがわかった。県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。
県警によると、男は1月15日午前5時ごろから同6時10分ごろの間、北谷町宮城の2階建てアパートの屋上に設置された倉庫から衣類やナイフ、千枚通しを盗み、過って倉庫を全焼させた疑いがある。同日、アパートから数百メートル離れた駐車場の乗用車から1千円を盗んだとして窃盗容疑で現行犯逮捕され、1月30日にはアパート屋上に侵入したとして建造物侵入容疑で再逮捕されていた。
男は逮捕当時、「酒に酔って覚えていない」などと否認していた。いずれも処分保留で釈放されたが、火災現場から男のスマートフォンが見つかるなどしていたため、県警が任意で捜査を続けていた。（小野太郎）
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