岸田首相がお土産に“必勝しゃもじ”……地元観光協会も「微妙」と苦言


宮島観光協会の担当者によると「しゃもじは『飯(めし)をすくう」もの。つまり、『飯(めし)とる』もの。それが転じて、『敵を召し捕る』という意味で、『勝つための縁起物』として世に知られるようになった」ということだが、現在では、勝ち負けだけでなく、「家内安全」「夫婦円満」など“一般的なお願い”を祈念する文字が書かれているものも多いという。

今回の岸田首相の行動について、宮島観光協会の担当者も、「杓子(しゃくし(しゃもじ))が世に広まることは大変喜ばしいことだが、『必勝』という文字が適切だったかは微妙なところ。ウクライナの人たちは、本当に命をかけて戦っている。『愛』や『平和』などと書かれたしゃもじを贈っても、“平和ボケ”と言われてしまうだろう」と複雑な心情を打ち明けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d948728f3dd3e58bc7463d1d2b311bcb71c7808