プーチン氏、米欧を批判 「日独伊の枢軸のような同盟めざしている」

3/26(日) 19:14配信

ロシアのプーチン大統領は26日に公開されたロシア国営テレビのインタビューで、
「米欧は、1930年代のナチス・ドイツ、ファシストのイタリア、軍国主義の日本からなる枢軸のような同盟をつくろうとしている」と批判した。
25日に公開したインタビューの続きとみられ、ロシアと中国との関係については、「軍事同盟でなく、透明性がある」と主張した。

プーチン氏は、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、「米欧がウクライナの『ネオナチ』を支援している」と
批判しており、国民に米欧の脅威を訴える狙いだ。

プーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)が2022年、ニュージーランドやオーストラリア、
韓国といったアジア太平洋地域の国々との関係を強化する方針を打ち出したと指摘。
日本と英国も今年1月、「軍事分野での関係発展に関する協定に署名した」と述べた。

その上で、「我々でなく、まさに米欧の専門家が、1930年代にファシスト政権のドイツやイタリア、
軍国主義の日本による同盟と同様の新しい枢軸を、米欧がつくり始めたと言っている」と批判した。

一方、中国との関係は、「軍事技術協力はしているが、それを隠してはいない。すべて透明だ」として、
NATOとは違うと主張。ロシアの軍事協力や軍事演習についても、「(ウクライナ東部)ドンバス地方などの出来事にもかかわらず、
中国だけでなく他の国とも続いている」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f28da909fcb06575930222dce8751f746293608