警視庁は周辺に捜査の手を伸ばしている。すでにガーシー容疑者とともに動画の制作に関与したとして、池田俊輔容疑者(40)の逮捕状も取っている。
〝ガーシーファミリー〟といわれる取り巻きの一人で、全幅の信頼を寄せている側近中の側近だ。

 ガーシー容疑者は常々、ケンカの極意として「攻撃する時には本丸の周りから一人ひとり倒すのが定石。最後は自滅する」を持論としていたが、皮肉にも
警視庁にその戦略で攻められ、窮地に追い込まれている。

 来月13日に期限を迎える外務省の旅券返納命令にも対応しなければならない。返納しなかった場合は懲役5年以下の旅券法違反に問われる可能性が
出てくるため、政治家女子48党の立花孝志事務局長は、ガーシー容疑者は返納に応じるとの見方を示した。 

 返納してもしなくても、旅券は失効となる。ガーシー容疑者は、UAEでゴールデンビザを取得しているため旅券失効による不法滞在で、即逮捕という
ことにはならないと想定しているようだが、移動には大きな制限が出る。

 大の旅行好きで知られ、ドバイに渡った後も米ロサンゼルスやハワイ、韓国、スウェーデン、フランス、ドイツなど世界各国を訪問し、息抜きしていた。

 他国の旅券を取得する裏技もあるが、第三国への移動はどんな理由で拘束されるか分からないリスクがある。被災地支援で再度、訪れるとしていた
トルコ行きも中止に追い込まれるなど、今後はUAEに〝缶詰め〟となりそうで、相当なストレスとなることは必至だ。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/258306