愛知・大村知事 アジア大会 ”競技数削減も協議進める”
03月27日 12時50分
3年後に愛知県内を中心に開催されるアジア競技大会をめぐり、組織委員会の会長を務める愛知県の大村知事は、大会経費を縮減するため、選手村の整備を取りやめるほか、競技数の削減についても主催者側と協議を進めていることを明らかにしました。
3年後の2026年秋のアジア競技大会は愛知県内を主な会場に開催され、当初の計画ではメインの選手村の整備に300億円など、開催にかかる費用はあわせて850億円と見込まれていました。
大会の組織委員会の会長を務める大村知事は午前の記者会見で、選手村の建設費が原材料費の高騰などで当初の見込みよりも2倍近くに増えたことなどから、整備を取りやめる考えを示しました。
その上で「競技数や選手団の規模を縮減できないか協議を進めている。オリンピック競技の32競技は実施するが、アジア大会特有の競技をどこまでやるかだ」と述べ、競技数を削減できないか、大会の主催者であるOCA=アジア・オリンピック評議会と協議していることを明らかにしました。
このほか組織委員会では、スポンサー企業を集める広告代理店の選定について、東京オリンピック・パラリンピックの汚職事件などを受けて、国内の大手から選ぶのではなく国内外から広く公募する方法に改めるということで、27日午後の理事会で今後の対応方針を確認することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230327/3000028345.html