安倍元首相に迫った映画『妖怪の孫』地元・山口では「上映ゼロ」プロデューサーも苦笑、ネットでは「露骨」忖度疑う声
映画『妖怪の孫』が話題になっている。戦後間もない日本の政財界を表と裏から操り、「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介元首相と、その「孫」である安倍晋三元首相の秘史に迫る内容だ。
安倍氏は、幼少期から岸氏に政治の薫陶を深く受けて育っており、政治家になってからも、岸氏の政治信条に大きく影響を受けているといわれていた。映画は、その安倍氏の家系と生い立ち、いかにしてタカ派的外交姿勢や集団的自衛権行使の容認、そして「アベノミクス」などが生まれたかを丁寧に追っている。
さて、この映画、3月17日から全国の24館で順次、上映されているにもかかわらず、安倍氏の選挙地盤だった山口県では上映される予定がない。
プロデューサーの古賀茂明氏も、3月16日の公開前夜舞台あいさつで「山口県の映画館では上映できなさそうということで、自主上映したいという声も上がっていますが……」と苦笑していた。
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