「福島に良いイメージ」初の50%超 風評対策が効果
2023年03月28日 08時50分

 全国3500人を対象にした県の調査で「ふくしまに良いイメージを持っている」と答えた人の割合が昨年9月現在で52.0%(前年同期比5.9ポイント増)に上り、東日本大震災前を含めて初めて5割を超えた。県は、風評・風化対策強化戦略に基づく取り組みの効果が表れているとみており、新年度は新型コロナウイルスの収束を見据え、対面での情報発信や、本県を訪れてもらう機会づくりに重点的に取り組む方針だ。

 27日、県庁で開いた新生ふくしま復興推進本部と福島イノベーション・コースト構想推進本部の合同会議で示した。昨年は本県のイメージについて「良い」が15.5%、「まあまあ良い」が36.5%で合わせて52.0%だった。

 調査は2015年から継続して行われている。調査結果の推移は【グラフ】の通り。調査開始時には「震災直後」の本県の印象も尋ねており、良いイメージを持っていた人の割合は20.4%にとどまっていた。15年の割合も28.7%だったが、年々上昇し、昨年は震災前(43.8%)も上回り、県が風評・風化対策強化戦略に掲げた目標の50%を上回った。

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