免疫の軍事訓練の結果、動的平衡が完成した
「ゴー宣道場」を始めた当時、場外乱闘には出ないと
いうのが暗黙のルールだった。
堀部師範の考えで、師範と門弟の間には差がなければ
ならないという感覚だった。
わしも、わし自身が出ると、参加者が委縮して楽しめ
なくなると思い、遠慮していた。
それがいつの間にか、時々わしも参加して、どんな
門下生・参加者がいるのか、観察するようになり、
コロナ禍になって、ついに場外乱闘参加が恒例化した。
それは門下生が「大人数でマスクなしで酒が飲める店」
を探してくるからであり、参加者全員があくまでも
「常識」でコロナに対処し、全体主義と戦う覚悟を
持っていたからである。
政府やいわゆる専門家の意見など全く信用していない。
わしの『コロナ論』を医療関係者までが信用していて、
むしろ「免疫の軍事訓練になる」という感覚で、全国
各地のイベントのたびに酒宴を繰り広げていた。
あくまでも医学的にこれが正しいという信念を誰もが
持っていたので、結束力が高まり、わしもすっかり
門下生たちを信頼してしまったのだ。
3年が過ぎ、このある意味、医学的人体実験の結果は
どうなったかと言えば、コロナに罹った者もいたが、
大した重症にもならず、不思議なことに、1回も罹ら
なかったという者が圧倒的多数だった。
たぶん軽く罹っていたのだろうが、免疫が強化されて
いたので、無症状となったのだろうという認識で一致
している。ワクチンも打っていない。
わしのイベントの参加者の真剣度が他と全く違うのは、
設営隊の真剣さの伝播であり、コロナ全体主義を潜り
抜けた同志の結束があるからだろう。
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