花粉症に対抗「舌下免疫療法」 “1日1分”3-5年継続で体質改善 9割の患者に効果も

■舌の下に“1日1分” “3-5年継続”で体質改善
こうしたなか、注目されているのが「舌下(ぜっか)免疫療法」。花粉症に対して、体内の免疫から働き掛ける治療法だといいます。

その方法とは、スギ花粉の成分を含む錠剤を毎日1錠、舌の下におよそ1分、溶けるまで置いておくというものです。

少量のアレルギー物質を長期間服用することで、体の中に「免疫」を付けるという治療法。健康保険適用の対象になっています。

薬代は1カ月に2000円ほど(※別途診察代)。3年から5年続けることで、体質の改善につながるということです。

舌下免疫療法を続けている男性:「鼻炎で鼻が完全に詰まってしまう。呼吸しづらくなるというレベルではなく、水も空気も通らない、完全に鼻の穴がなくなるという状態の詰まり方をしていた」

幼いころからスギの花粉症に悩まされていたという男性。5年ほど前に舌下免疫療法を始めたところ、目に見えて効果が現れたといいます。

舌下免疫療法を続けている男性:「体感として、鼻が詰まる頻度は少なくなった。今年は花粉が多く、目がショボショボするが、それも昔よりはずっと良くなった。(錠剤は)ラムネを口の中で溶かすような感覚、味はない」

体質の変化は、数値上でも…。

舌下免疫療法を続けている男性:「(血液)検査をするが、確実に毎年アレルギーの値が減っている。確実にやって良かった」
院長によりますと、9割ほどの患者に効果が表れるといいます。

永倉院長:「スギ花粉とヒノキ花粉は80%、共通抗原といって、同じものを持っている。ヒノキ花粉のスギ花粉の部分には効く。約6割の人は治療開始した時に、舌の下やのどがイガイガしたり腫れることはあるが、これも大体2カ月すると8割は消える」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000293099.html

https://i.imgur.com/jz9MLCZ.jpg
https://i.imgur.com/mqja5eo.jpg