タクシー料金踏み倒して暴行、車ごと盗む…半年後に配車で”再会” 容疑者を逮捕 

 タクシーの料金を支払わず運転手を暴行し車両ごと奪ったなどとして、港北署は1日、強盗傷害の疑いで、横浜市港北区日吉本町、職業不詳の男の容疑者(53)を逮捕した。事件から約半年後、同容疑者が配車を依頼したタクシーの運転手が、被害に遭った運転手だったことから逮捕につながった。

 逮捕容疑は、昨年10月16日午前4時ごろから同10分ごろまでの間、同区の路上で、乗車していたタクシー運転手の男性(67)の顔を殴って頭部に軽傷を負わせ、乗車料金(1500円)を支払わずにタクシー車両(時価70万円相当)に乗って車両ごと盗んだ、としている。「殴ったことはありません」と供述し、容疑を否認している。

 署によると、同容疑者は降車する際に料金を巡りトラブルになり、男性に暴行を加えたという。男性は運転席から引きずり出され、同容疑者がタクシーを運転して逃走。同日中に近くの路上で車が発見され、売上金の被害はなかったという。

 1日午前0時40分ごろ、配車依頼を受けて現地に向かっていた運転手の男性が、同容疑者に気付いて通報し、逮捕に至った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/01f8be663670f817e7fba4614c0d84da5b075346