https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230401/2000072434.html

関西の鉄道 多くが1日から運賃値上げ 4月は食品なども

関西では、大手鉄道会社の多くが1日から運賃を引き上げました。
4月は食品などの値上げも相次ぐ見通しで、生活に身近なモノやサービスの値上がりが続いています。

関西の鉄道各社のうち、▼JR西日本は、京阪神エリアを中心に収益の確保やバリアフリー化を進めるため、▽大阪環状線や▽京都線と神戸線にまたがる京都駅から西明石駅の区間など主要な路線で運賃を10円から50円、引き上げました。
さらに、▽山陽新幹線の「のぞみ」と「みずほ」で指定席の料金についても最大で420円、▽京都・大阪と関西空港を結ぶ特急「はるか」などで指定席の料金を最大で480円引き上げました。
また、大手私鉄の▼近畿日本鉄道も1日から全線で運賃を引き上げました。
平均で17%の値上げで、初乗り運賃はこれまでの160円から180円となります。
このほか、▼阪急電鉄、▼阪神電気鉄道、▼京阪電鉄、それに▼大阪メトロの各社は、駅などのバリアフリー化に向けて必要な費用を確保するため、1回の乗車につき運賃に10円上乗せします。
一方、「帝国データバンク」が国内の主な食品や飲料メーカー195社を対象に調べたところ、値上げする食品や飲料はハムやソーセージ、乳製品などを中心に5100品目を超えることが分かりました。
ことし2月に次ぐ「値上げラッシュ」で、生活に身近なモノやサービスの値上がりが続いています。