商店街にバングラデシュの料理が溶け込む東京都北区十条【日本の外国人街を歩く6】 | TABIZINE~人生に旅心を~
https://tabizine.jp/article/523327/
https://i.imgur.com/H9zJaAo.jpg

(前略

そんな一軒「サディアカレー&ビリヤニハウス」にお邪魔すると、すぐに店主のフサインさんが笑顔と日本語で声をかけてきます。

「バングラデシュの料理は初めてですか?」

メニューは南アジアになじみのない日本人でもわかりやすいインド風のカレーもありますが、「ニハリ」(羊肉や牛肉をスパイスで煮込んだシチュー)や、「ハリーム」(麦や豆、肉の煮込み)あたりがおすすめだとか。これらはバングラデシュ人を含む、南アジアのイスラム教徒に愛されているソウルフードです。

「これもおいしいよ。今日来たお客さん、日本人もバングラデシュ人もこればかり注文した」と言われたのが「テハリ」。一見すると南アジア一帯で食べられているスパイス炊き込みご飯「ビリヤニ」に似ていますが、テハリは「ビリヤニほどスパイスを入れない」とフサインさん。それにテハリはビリヤニのような長粒米ではなくおもに短粒米を使うなど、店や家庭によって作り方は異なるようです。

(後略