「ストーカー 基準」「GPS」で検索→「それもストーカー!」 京都府警がターゲット広告
「ストーカー行為」の範囲が法改正で拡大していることを受け、京都府警は、ユーチューブやインスタグラムのターゲット広告で、該当例を紹介している。4月上旬まで配信し、被害者と加害者双方に気づきを促す狙いという。
2000年施行のストーカー規制法は、16年、21年の改正で「SNS(交流サイト)での過度な連絡」「GPS(衛星利用測位システム)を用いた位置情報の取得」などがストーカー行為として加わった。新たな該当行為を発信し、被害相談や加害防止につなげるため、ネット広告を使うことにした。
ターゲット広告は、「ストーカー 基準」「GPS」などのキーワードで検索し、ユーチューブかインスタグラムにアクセスすると配信される。ウェブの履歴などから、府内の18~45歳と判断された人が配信対象となる。
広告の動画は30秒。性犯罪被害防止に取り組む京都産業大の学生団体「アベリア」の2、3年の男女6人が参加して作成した。つきまとい行為に加え、「SNSへの過度な連絡」「車へのGPS設置」を学生が演じ、「それも、ストーカー!」と注意を促す。
府警の担当者は「被害者への発信に加え、『自分の行為はストーカーか』という相談もあり、加害者にも広告が届けば」と話している。相談窓口は京都ストーカー相談支援センターへ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/759ed66696c3344d266ed213ca83ce04ec9bb093