アメリカから中国への留学生が激減 草の根的な相互理解の低下に懸念も
4/1(土) 7:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a37f3fdb815829b42244ee9e46541a58d3fbfe4
中国はこれまでの新型コロナウイルスの感染拡大によって、外国人の入国を
ほぼ全面的に禁止していたため、中国に留学する米国人大学生の数は20年ぶ
りの低水準に落ち込んだ。2020年の米国から中国への留学者数はわずか382
人と、コロナ前の2018年の米国人留学者数と比べると97%も激減していることが
明らかになった。
コロナ感染が終息しつつあるなか、中国が留学生の受け入れを再開しても、米
中関係が急激に悪化する現在の状況下では、米国人留学生の数が回復するか
どうかは不透明だ。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が報じた。
中国に留学する米国人大学生は2000年には3000人に満たなかったが、その後、
急激に増加。2007年には約1万3000人と約4倍にも達し、2011年には1万5000人と
ピークを迎えた。その後、徐々に減少し、2018年には1万2000人を下回っていた。
さらに、決定的な減少を招いたのが世界的な新型コロナウイルスの感染拡大だ。