「一芸を磨け」「結局、最後に信じられるのは自分」…人生に迷ったときに知っておきたい「戦国武将の名言」
春の訪れと共に、何か新しいことを始めるなら「道標」が必要だ。歴史を学ぶことは、未来に活かすこと。
群雄割拠の乱世を駆け抜けた者たちの「箴言」は、時空を超えて、私たちの背中を押してくれる。
家康や謙信の「正攻法」な人付き合いを実践する上で気を付けたいことがある。律儀に他人と合わせるあまり、ストレスが溜まってしまうことだ。
肥前を治めていた武将、鍋島直茂は、ある時、櫓の上から市井を眺めていた。すると行き交う武士が一様に、俯いて歩いて見えたという。
日々、戦の中で、上の者の無茶な命令にも素直に従っていては、塞ぎ込むのも無理はない―思わず口からこんな言葉が出た。
「律儀正直に計り覚て、心が逼塞して居ては男業はなるべからず」(『名将言行録』)
直茂は「武士は時にハッタリをかまし、大口を叩くぐらいでなければ、いざという時に活躍できない」と暗に示すが、
この言葉は武士のみならず、我々にも通じる。
いくら真面目に付き合っても、太刀打ちできない海千山千の人物が世の中にはたくさんいる。
そんな者にはあえてハッタリを利かせるのも手だ。人付き合いには「幅」が大切と読み取れる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45a5804e40fff271a4ad42f6a23cc615dac6a643