マンガ・アニメ・ゲームの国際拠点作りの新方針とは? 「MANGA議連」に聞いてみた

2017年11月に超党派の国会議員で結成されたMANGA議連(最高顧問:麻生太郎議員、会長:古屋圭司議員)が建設を目指す、
マンガ・アニメ・ゲームの国際拠点やアーカイブを可能とする施設
「メディア芸術ナショナルセンター(仮称)」。

新方針のポイントは…、
①2009年に中止になった「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の基本計画に準じた形で、
法改正が不要で予算措置だけで施設が作れる、つまり国会図書館を枠組みから外したうえで「メディア芸術ナショナルセンター」を先に建設する。

②施設の完成後、デジタルアーカイブも可能にするための著作権法などの改正を進める。
の2段階に分けたことである。

「2009年に中止になったときの骨格は維持しつつ、それに準じたセンターを作る分には法制化は不要なので、
まずは施設を作っておいて、その次にデジタルアーカイブを可能にするために必要な立法措置を進めていきます。

この『2段階方式』は、文化庁の全面的な支援も受けています。もし『メディア芸術ナショナルセンター』が完成すれば
『第7の国立美術館』として、文化庁のテリトリーが増えるメリットもありますから」(古屋議員)

「建設がここまで遅れた以上、焦って中途半端なものを作ろうとせず、専門家の方々を加えてどういう形にするのかをまとめ、
それから先行している中国や韓国などの状況もしっかり視察したうえで立派なものを作ろうと考えています。

これはあくまで私のイメージですが、日本のマンガやアニメ、ゲームは世界一ですから、
国内外のファンが必ずここに寄る定番の施設にしたいですし、
ほかの国内の施設もバーチャルで見られるようにしたいですね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shigiharamorihiro/20230403-00342733