何人かが〈写真、動画とも一切の撮影を固く禁じます〉と書かれたプラカードを手に持ち、
怪しいと踏んだ男性の前に立ちふさがり、「いまスマホで撮っていましたよね」「名刺を出してください」などと声かけている。
「なんでスマホ見ていただけで名刺出せとか言われなければならねーんだよ!」とブチ切れ出すサラリーマン風の男性。
すかさず警察官が割って入る。都庁側の玄関前には数人の守衛が見守り、不測の事態に備えていた。

 プラカードを持ったColabo支持者は、取材を続ける記者に対しても怪訝な顔で睨んできた。Colabo側は自分たちで撮影禁止と言いながら、
相手の顔を抑えようとビデオカメラで撮影している。さすがに記者も黙っていられず抗議した。

 Colabo側はバスカフェが休止に追い込まれ、完全に熱くなっているようだった。警察官の制止を無視して、
片っ端から怪しいと思った男性に詰め寄り、「撮影はやめて」と吊るし上げていくメンバー。
やがて、反対派らしき男性が、「いてぇー」と叫びながら、“転び公妨”のように路上に倒れ込んだ。仲裁に入る警察官も大変である。

 だが、マイクを握る責任者はしまいに警察官までも攻撃し始めたのである。

「お巡りさんも見てくださいよ! おかしいでしょ、やめてって言っているのに撮っているんですよ、お巡りさん。
通行を妨害しないでって言うならば、撮影やめさせてくださいよ。混乱招いているのはお巡りさんじゃないですか!」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f8e7dfa89c05a88c88dcf5db475d3bc643cdb89?page=1