大阪湾の淀川河口付近に迷い込み、「淀ちゃん」と呼ばれていたマッコウクジラ(体長15メートル、体重38トン)について、大阪市は3日、死骸の撤去費用に8019万円かかったと発表した。

 クジラは1月9日に同市西淀川区の阪神高速湾岸線中島パーキングエリア(PA)付近の海域で発見され、13日に死んだことが確認された。市は専門業者に依頼し、19日に船で紀伊水道へ運んだ後、コンクリートの重りをつけて海中に沈めた。

 市によると、8019万円の内訳は船への積み込みに約1300万円、沈める地点への運搬に約6500万円など。日本鯨類研究所(東京)による学術調査が行われたことにより、同研究所から補助金1400万円が市に支給される見込みだという。

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