町山智浩
@TomoMachi

何度か言ってますが、スタンリー・キューブリック監督が俳優に何十回もリテイクしたのは完全主義者だったからではなく、演技プランが提出できなかったからです。何度もNGを出し続けることで俳優から予想外の何かを引き出そうとしました。俳優しだいなのでうまくいく場合と失敗する場合がありました。

引き出しがいくらでもある俳優(ジャック・ニコルソンやマルコム・マクダウェル)は様々な演技パターンを見せてキューブリックを喜ばせましたが、そうでないシェリー・デュバル等は何度やってもOKが出ないので泣き出し、それが「迫真の演技」とされました。

返信
ウォン・カーウィ監督は『楽園の瑕』で、アクションの演出プランで試行錯誤を繰り返して、大変なことになったそうですね。

僕は今回のライダーの件は楽園の瑕の件と似ているような気がします

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