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2年ぶりV狙う松山英樹、大学後輩の比嘉一貴にコースの特徴伝授「(首は)大丈夫」

4日 米男子ゴルフ マスターズ 練習日(米ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC)

 2021年以来2年ぶり2度目の優勝を目指す松山英樹(31)=レクサス=が大会開幕を2日後に控え、比嘉一貴=フリー=(27)とともに練習ラウンドを行い、1番から9ホールを回った。約3時間グリーンショートゲームを中心に確認した。

 10年連続12度目の出場。起伏が激しい難コースは熟知している。この日、松山は東北福祉大の後輩で初出場の比嘉とハーフを回り、位置を変えながらグリーン周りのアプローチに時間を割いた。

 比嘉には身ぶり手ぶりを交えながらコースの特徴を細かく助言した。「自分が思っていることを伝えているだけ」という。

 先輩の言葉に、比嘉は「このピン(の位置なら)ここに打った方がいいというふうに、即実戦に生きるアドバイスをくれた。ぜいたくな時間でした」と感謝した。

 2週前は首痛で途中棄権するなど不安を抱える松山。昨年も、首の痛みに大会直前まで悩まされたが、今回は「ここに元気よくこれたんでよかった。(首は)大丈夫です」と語った。

 連覇を狙った前回は優勝争いに絡めずに14位。閉会式でグリーンジャケットを優勝したスコッティー・シェフラー(米国)に着せ、悔しさが口をついた。あれから1年。松山は「それ(優勝)を目指さないできているわけじゃない」。2度目の頂点へ、強い決意がにじんだ。