繰り上げ当選の市議、任期は21日間「何ができるのか考えたい」…次の市議選には不出馬予定
2023/04/06 07:50

 2019年4月の埼玉県狭山市議選で、最後の1議席を巡る2候補の得票数が同数となり、くじ引きで落選した元市議の望月高志氏(43)(共産党)が今月、繰り上げ当選する見通しとなった。先月31日に告示された県議選に市議2人が立候補して失職したためで、選挙からほぼ4年を経て当選する異例のケースとなる。

 市選挙管理委員会が10日に決定するが、任期は30日までの21日間となる見通しだ。読売新聞の取材に対し、望月氏は「活動できる期間が短いので、何ができるのか考えたい」と述べた。16日に告示される市議選には立候補しないという。

 公職選挙法の規定では、次点の繰り上げ当選は選挙後3か月以内だが、くじ引きで落選した場合はその後も当選が可能となっている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20230405-OYT1T50250/