東京消防庁の隊員が心肺停止状態の女性に対して、医療機器のAEDで必要とされた3回目の電気ショックを実施していなかったことが分かりました。女性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されています。
東京消防庁によりますと、今月5日、東京・清瀬市の住宅で心肺停止中の女性(40代)に対して、駆けつけた隊員がAEDを使用しました。その際、AEDの画面に表示される指示に従い、電気ショックを2回実施しましたが、3回目の電気ショックの指示がAEDに表示されていたにもかかわらず、実施しなかったということです。
その後、到着した救急隊が電気ショックを実施しましたが、女性は搬送先の病院で死亡が確認されました。

東京消防庁の調査に対し、最初に駆けつけた隊員は、電気ショックは“2回まで”と誤って認識していたということです。
搬送先の医師は、仮に最初の隊員が3回目以降の電気ショックを実施しても、「結果は変わらなかった可能性が高い」との見解を示しているということです。
東京消防庁は、今回の事態に至った経緯などを詳しく調査するとしています。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0406/tbs_230406_8780783936.html