高岡法科大学 西尾憲子教授:「もともとは本人や家族からの謝罪があれば、今までは会社側も受け入れていた。だから損害賠償請求も、警察への被害届もかつては少なかった。でも今、あまりにも軽はずみな行為で、SNSで拡散してまたそれを真似る人たちが出てくるってこともあって。同じことを繰り返してはいけないということで。やはりこのまま放置してはいけないだろうということで損害賠償請求するっていう動きが今は強くなってきている」

「(損害賠償や慰謝料の請求額は)通常考えれば億単位になることも考えられますよね。例えばそれで1回店を休みにして清掃をして入れかえて、直に食べたものは全部破棄しなくちゃいけないとか。またそこの店に行きたくないっていうお客さんの気持ちも考えるとかなりの営業妨害になると思うので」

回転寿司チェーンの中には、くら寿司が不正行為を検知するシステムを導入するなど、迷惑行為に対して新たな設備投資を迫られるケースもあり、損害賠償の金額も大きくなる可能性もあります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f03293316e567a2133c873a4d660f2f1952dda91?page=2