女性記者が長崎市幹部から2007年に性暴力を受けたとして市を訴えた訴訟の口頭弁論が18日、長崎地裁であり、原告の記者が初めて出廷した。
記者の勇気に背中を押され、かつて取材中に経験した性暴力について打ち明け始めた女性がいる。
「取材現場での性被害は他にもある。同じように苦しむ人が出ないように」と立ち上がった。
「私がもっと早く声を上げていれば、彼女たちは傷つかなくてすんだのではないかとの思いがずっとあった」。
長崎県の民放の記者だった郡司真子さん(51)=東京都=は3月、長崎市で行われた性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」で苦しい胸の内を吐露した。
https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20200518/691250