相次ぐ「シャインマスカット」開花異常 農水省が実態調査へ
ブドウ「シャインマスカット」の開花異常(未開花症)が各地で相次いでいることを受け、農水省は7日、原因究明に向けた全国的な実態調査を行う方針を明らかにした。主産県の農業試験場で共同チームをつくり、開花時期に発生事例を収集する。野村哲郎農相は同日の閣議後記者会見で「原因究明を急がなければならない」と強調した。
シャインの開花異常は収量や品質の低下をもたらすが、原因は分かっていない。同省は、発生農地の立地条件や農家の栽培方法などをまとめて「(原因と考えられる)共通項を割り出していく」(研究統括官室)方針だ。今後、各県の農業試験場に発生事例の調査を依頼する。
シャインの開花異常は、5、6月の開花時期になっても、雌しべと雄しべを覆うキャップ状の「花冠」が外れないことを指す。花が落ちたり、果実が肥大してもいびつになったりする。本紙「農家の特報班」の調査で、主産23道府県のうち15県で発生していたことが分かった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1dc641d0f55fcb4e26f5d14875072696a95f1c2
シャインマスカット、花咲かぬ怪 15県で確認 減収でも原因不明
https://www.agrinews.co.jp/news/index/148145