■オタク第2世代のどうしようもないキツさ

庵野秀明や岡田斗司夫に代表されるオタク第1世代が、
物知りオモシロ人間ではなく嘘吐きパワハラ人間だったことは既に衆目にさらされたが、
最近ではオタク第2世代もだいぶキツくなってきたように感じる。

オタク第2世代は1970年代生まれとされる。現在はアラウンド50歳となる計算である。
ガンダム、ジャンプアニメ、アニメ雑誌、ファミコン、ロリコンブーム…
オタク文化が形成されていった80年代に多感な10代を過ごし、
学生時代にはオタクバッシングに晒されつつパソコン通信〜インターネット黎明期を体験した。

オタク第1世代がオタクバッシングを引き起こしたことを反面教師にしたのか、
彼らは「自分は老害にはなりなくない」「私たちは新しい社会常識を受け入れられる」と思っていて、
最近ではポリコレなどに過剰適応して年下のオタクを攻撃している。
Twitterで論客をやっているようなリベラルをこじらせたオッサンはだいたいオタク第2世代ではないかと思う。
彼らが語る政治論のソースは銀英伝とパトレイバーである。

そして相変わらず「一見すると物知りそうだけど単に断言口調でデマを流しているだけの人」に弱い。
オタク第1世代を批判しつつも、どうしようもなくオタク第1世代的なものに憧れているのだ。
結果として、デマによわよわのくせに正義感で暴走する老害になってしまっている。
これからさらに10年後20年後、彼らが本当に老人となったときにどうなるか、想像するだに恐ろしい。

なお80年代生まれのオタク第3世代はエヴァと就職氷河期で精神をやられた弱者男性だらけで、
90年代生まれのオタク第4世代は深夜アニメとまとめサイトで育った嫌韓ネトウヨ世代なので、
オタクの未来は地獄である。
真のデジタルネイティブである2000年代生まれオタク第5世代に期待しよう。

https://anond.hatelabo.jp/20230407234853