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なお、遠藤誉

アメリカは台頭する中国を潰そうと、制裁や対中包囲網形成、あるいは日本に命じてNATOのアジア化を実現しようとしている。このまま行けば、「アジアはアメリカが仕掛けている戦争の災禍にまみれるだけでなく、中国はアメリカに潰される」と習近平は警戒している。
 ここは、生きるか死ぬかの闘いなのである。
 したがって習近平は一歩も退かないし、また今となっては中東を惹きつけ、グローバルサウスを惹きつけているので、このまま脱ドルを加速させ、多極化による世界新秩序を構築して、アメリカによる一極支配の抑え込みに入るだろう。
 日本政府はこの地殻変動に注意すべきだ。
 筆者は言論弾圧をする中国を肯定しない。それは筆者の基本だ。その決意は『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』で明確にしている。
 しかし、だからといって、「民主」の名のもとに「アメリカ脳」を染みこませては戦争を仕掛け続けるアメリカの手法に賛同するわけにはいかない。
 戦争だけは、絶対に反対を主張し続ける。
 そして戦争の元凶を徹底して見極めるのが筆者の使命でもある。

https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230406-00344416