少年刑務所の実態 [296945766]
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「少年刑務所」ってどんなところ？記者が訪ねてみた
埼玉県には関東地方で唯一の少年刑務所がある。初犯で有罪判決を受けた未成年か、18～26歳の男性が入る「川越少年刑務所」だ。狙いは「社会復帰と再犯の根絶」。どんな施設なのか――。記者が訪ねてみた。（有元愛美子）
JR川越駅から約4キロ。住宅街から離れ、畑や工場が多い川越市南大塚地区に川越少年刑務所はある。敷地は約17万200平方メートル、東京ドーム3・5個分の広さだ。高さ約4メートルの塀で囲まれ、中はうかがえない。
職員の案内で厚い二重扉の正門を抜けると、校舎や体育館、宿舎が見えた。窓には鉄格子が付いている。
定員は約1500人。「更生が期待できる」と判断された未成年と、18～26歳の成人男性が収容されている。関わった犯罪は窃盗や詐欺などの「財産犯」が4割以上だが、殺人など凶悪犯罪の受刑者もいる。
創設は1872年。当時の名称は「川越囚獄」で、市内の別の場所にあった。1902年ごろから成人に加え、20歳未満を収容するようになり、22年に「少年刑務所」になった。いまの場所への移設は69年だ。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR454RL1R3ZUTNB001.html?iref=sp_new_news_list_n
受刑者の生活や矯正教育はどんなもの？
現在の受刑者はどんな生活をしているのか――。
起床は午前6時40分。朝食後は、昼食や休憩を除いて日中は授業や職業訓練を受ける。「刑務作業」と呼ばれる作業もする。全員が丸刈り頭に、作業着姿だ。
授業は一般の学校で学ぶ数学や国語、英語など。意欲がある人は、高卒認定試験を受ける勉強をする。交通法規などを学ぶ授業もある。教えるのは、多くが教員免許を持つ法務教官だ。
職業訓練の目的は社会復帰。理容師や自動車整備工など国家資格のほか、建設会社で働けるように業界団体の資格の取得をめざす。
刑務作業は食事の調理、掃除、自動車部品の組み立て、試験管の梱包（こんぽう）、積み木や靴べらの作製など。積み木などは市民に売り、売上金の一部を犯罪被害者の団体に寄付する。
食事の献立は栄養士が決める。記者が訪ねた日の昼食は玄米、やきとり、きんぴらごぼう、マッシュポテト。おかわりはできない。
夕食後は柵のある自室で過ごす。共同部屋か個室で、トイレも備え付け。受刑者ごとに認められた範囲でテレビを視聴できる。風呂は毎日15分、冬は週2回以上。就寝は午後9時だ。
土日・祝日は休みで、自室などで過ごす。菓子や書籍の購入は所内で可能。刑務作業の報酬で買う人が多いが、報酬の半額は出所時に支払われる仕組みだ。家族との面会は受刑者によって月2～7回で、各30分ほど。
禁止行為は、大声を出す▽自死行為▽他人との食事のやりとり▽職業訓練をさぼる――など。違反者はテレビや読書、家族との面会をしばらく禁じられる。
再入所率22.1% ゼロ目指し、新たな取り組みも
少年刑務所の重要な役割は再犯防止だが、現実は厳しい。全国の少年刑務所を2017年に出所した人の5年以内の再入所率は33・8%。川越は22・1%だが、目標のゼロは遠い。
川越ではこれまで、罪の重さを学ぶことで再犯を防ぐため、事件の被害者や遺族の思いを録音で聞かせる50分の授業を年に12回実施してきた。今年はこれに加え、受刑者に自らの事件の被害者の思いを伝える取り組みも始める計画だ。法務省がほかの少年刑務所などでも実施するもので、被害者が「伝えたい」との意向を持つ受刑者に限られる。方法は検討中だという。
また、川越では昨年9月、これとは別に新たな対策を導入した。受刑者ごとに1人の担任（教育専門官ら）を付け、日常的に日記や面接を通し、事件・事故の被害者や遺族、自分の家族への謝罪や日々の疑問、出所後の生き方について考えさせる「若年受刑者ユニット型処遇」だ。毎日50分、関連の授業も受ける。グループワークもある。
現在の参加者は24人。特殊詐欺の「受け子」だった受刑者（20）は取材に「先生が共感し、今後について助言してくれるのが支え。被害者のことを考え、どれだけ大変な罪を犯したか後悔している」と話す。
担任の1人、荘司みどりさんは「仕方なく規律に従う者もいる。本当に変わらせるには彼らに寄り添い、本音を引き出す必要がある」、日笠和彦所長は「自分の考えを整理できるようになってきたと感じる」と期待を込める。担任は何人もの受刑者を担当できないため、当面は参加者を60人まで増やす計画だという。
所長 「更生を強く意識、受刑者ごとに指導を」
川越少年刑務所は古くから、更生を意識した指導を続けてきました。刑の執行の場ではありますが、受刑者は初犯の若い人で、引き続き、更生を強く意識した手厚い処遇で、効果を得たいと考えています。それには、更生には何が必要か、どんな指導をすべきかといったことについて受刑者ごとに検討し、実行することが必要で、昨秋に開始した「若年受刑者ユニット型処遇」プログラムを有効活用していきます。
被害者の視点を取り入れた教育については、実際に自分が傷つけた被害者やその家族の声を聞けないため、課題とされてきました。法務省が今年、少年院や刑務所で自らの事件の被害者の心情を知れる新制度を始める計画ですので、しっかり運用していきます。
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〈少年刑務所〉法務省矯正局が管理する施設。北海道函館市、盛岡市、川越市、長野県松本市、兵庫県姫路市、佐賀市の6カ所にあり、刑事事件の受刑者が入る。「少年」と付くが、入所者には26歳までの成人もいる。中高年よりも更生が可能とされるためだ。刑事収容施設法は、受刑者処遇の目的を「改善更生の意欲の喚起及び社会生活に適応する能力の育成を図ること」と定める。保護処分を受けた少年が入る「少年院」とは異なる。
>>3
ジャッさんは幼稚だから特別 新たなネットワークになるだけ
刑務所は鶏のケージみたいにして飼育すればいい 新入りはネジリン棒とかパラシュート部隊の洗礼を食らう 先住者にボコボコにされたけど奥歯に隠し持ってた洋モク差し出して許してもらった >>3
少子高齢化で26でもそっちに回されるらしいよ これくらいの年齢なら頭の中で単語と単語を文法で構成して二つ以上の価値観を理解させる訓練は間に合うからな
そうやって社会化させないと目の前に美味しそうな木の実が生えてたらガマンできずに食べてしまうサルみたいな状態で世の中に出てきてしまう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
