「詐欺師」と心ない批判も……トランスジェンダーであることを隠して男性とデートするトランス女性をめぐり海外SNSで賛否(ELLEgirl)
https://news.yahoo.co.jp/articles/67b590d8201fda407de93fd3b5202eaaf53e5d0b

意中の相手とデートをするとき、相手の過去をすべて話してほしいと思う? もしくは自分の過去をすべて知ってほしいと思う? 誰しもが「これはまだ胸に秘めておきたい」と思うことがあるかもしれない。そんななか、あるトランス女性が「トランスジェンダーであることを伝えない状態で男性とデートすることがある」と告白したことで、「デート相手を欺いている」と賛否が分かれている。

カナダ・モントリオール在住のAdea Danielle(以下アデア)は、モデル/アクティビスト/アーティストとして活躍する22歳のインフルエンサー。インスタグラムでは14万人、TikTokでは150万人ものフォロワーを抱える人気者で、自身のファッションや性別適合手術の体験談などを積極的に発信している。アデアはある日「デート相手の男性に自分がトランスジェンダーであることを明かさないことがある」と話し、これをめぐりSNS上では「嘘つき」「詐欺師」と議論が勃発。

アデアは「もしデート相手の男性が私がトランスであることを知ったら、私がどのような人間で、どのように振る舞うかというイメージを勝手に作り上げてしまう」と語り、「『嘘つき』と言われるけれど、そもそも私は女性として存在しているから嘘をついていない」「私を批判する人々は、基本的に私のことを男だと思っている」とアンチたちに断固反論。そして「デート相手にもっと私のことを知ってもらいたい、もしくはふたりの関係を進展させたいと思ったときだけ、自分がトランスジェンダーであることを伝える」と続けた。

幼い頃から常に「何かが欠けている」と感じ、16歳のときに観たYouTubeの動画をきっかけに自分がトランスジェンダーであることに気づいたというアデア。2021年に性別適合手術を受け、「同じような思いを抱える人々に自分のストーリーを共有することがとても重要だと実感した」そう。デート相手をはじめ、新しい友人や職場の同僚などに自分の過去をオープンにするかどうかは個人の自由。「出会った誰かに、過去に起こったことをすべて話すつもりはない」というアデアのポリシーも共感を呼んでいる。あなたはどう思う?