岩田明子 「光の人」だった安倍元首相 
死去9カ月でも埋まらぬ「穴」 習近平国家主席にも冗談を言わせた人柄
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeab7b44d83f56a84bc6109e275feb5d514eddba

【岩田明子 さくらリポート】

(中略)

それだけ多くの人が、今は亡き安倍氏の声や姿を追い求めているのかもしれない。

野田佳彦元首相は昨年10月、衆院本会議で行われた追悼演説で、
安倍氏を「強烈な光」と表現した。
その言葉通り、人間としての安倍氏はまさに「光の人」であった。

(中略)

他方、永田町で常とされる「嫉妬の海」からくる感情とは無縁で、
稀有(けう)な存在だった。
政界に限らず、スポーツ、文化、芸能とジャンルを問わず、誰がブレークしても
「これでスターになったね」とよく喜んでいた。

「晴れ男」だったことも、「光の人」だった安倍氏を象徴している。

2013年にモンゴルを訪問した際、同国政府の計らいで、
郊外に星を見に行くことになった。
雨が降りがちな地域で予報も雨だったが、安倍氏が現地に到着した瞬間、
雲が切れて夜空に満天の星が広がった。
梅雨のシーズンに開催された伊勢志摩サミットや、ほかの外遊でも同様のシーンがよく見られた。