令和4年は殺人の捜査本部29件 2件増、元首相銃撃など

令和4年に発生した殺人が絡む事件で、都道府県警が刑事部長をトップとして設置した捜査本部は29件だったことが7日、警察庁のまとめで分かった。
過去最少だった前年から2件増加した。過去に設置された捜査本部を含め、容疑者を逮捕するなど4年に解決した事件は28件だった。

29件の都道府県別で最多は愛知の5件で、うち1件は青森との合同。次いで広島が3件、宮城、群馬、埼玉、警視庁がそれぞれ2件、安倍晋三元首相銃撃事件で設置した奈良など13府県が1件だった。

28件の発覚から解決までかかった期間は、3年以上が平成25年に発生した「餃子の王将」社長射殺事件や、北海道釧路市で28年に当時80歳の女性が殺害され現金を奪われた事件など4件。
ほかは1カ月未満が9件、半年未満が8件、1年未満が4件、3年未満が3件だった。
https://www.sankei.com/article/20230407-ZX2J75TVOZPYXNDTTUZEDOYDDU/