大谷翔平と菊池雄星、今季初対戦はホームラン1本含む3の2…試合はブルージェイズが延長戦制す
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 【アナハイム(米カリフォルニア州)=帯津智昭】米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平とブルージェイズの菊池雄星が9日(日本時間10日)、今季初対戦した。ともに岩手・花巻東高出身の2人の顔合わせは昨年8月26日以来で、これまでの対戦成績は17打数4安打2打点。今回は1本塁打を含む3打数2安打2打点だった3学年後輩の大谷に軍配が上がった。

 昨季は5打数無安打に抑えられていた大谷は一回、低めのスライダーを打って一ゴロに倒れた。3―0で迎えた三回一死一塁は、内角低めのスライダーを振り抜くと、ライナー性の打球は左中間フェンスを越え、今季3号2ランに。五回も高めに浮いたスライダーをとらえ、中前に運んだ。

 3番指名打者でフル出場した大谷は5打数2安打2打点。菊池は4回1/3を9安打6失点で降板したが、味方が六回に追いつき、勝敗はつかなかった。

 試合は乱打戦となり、エンゼルスが九回に3点差を追いついたものの、延長十回にブルージェイズが2点を勝ち越した。その裏、1点を返したエンゼルスだったが、二死満塁のサヨナラの好機で大谷が二ゴロに倒れた。ブルージェイズが12―11で勝利した。