「解決した」励ましのうそに、病床の元被告号泣 長男「後悔ない」

 「一日も早く再審無罪を」――。滋賀県日野町で1984年に女性(当時69歳)が失踪し、翌年遺体が見つかった「日野町事件」。
強盗殺人罪で無期懲役が確定し、75歳で亡くなった阪原弘(ひろむ)・元被告の再審開始決定が大阪高裁でも支持された。
冤罪(えんざい)を訴えた父に伴走し続けてきた長男弘次(こうじ)さん(61)は、再審開始に向けた司法判断が父の死後に
積み重なることにさみしさをにじませつつ、この日の大阪高裁決定を喜んだ。

https://mainichi.jp/articles/20230227/k00/00m/040/048000c