当たりが止まった吉田正尚に現地識者が辛口コメント「契約したのはパワーヒットを信じていたから」

鮮烈な記憶とは裏腹に、数字は伸び悩んでいる。

レッドソックスの吉田正尚は現在、打率が2割1分台、本塁打も僅かに1本と、シーズン前からの期待に応えられずにいる。
開幕カードとなったオリオールズとの3連戦では2試合でマルチ安打を記録し、続くパイレーツとの初戦では、
本拠地の名物であるグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打を放った。
しかし、10試合の出場で安打数のトータルは8本と持ち前の打撃力を発揮できずにいる。

地元放送局『NBC Sports Boston』のレポーター、ジョン・トーマス氏は4月11日、公式サイト上で日本人ルーキーのスタッツを
「cold snap(寒波)」と表現しながら、打撃の印象などを述べた。

トーマス氏は、ポジティブな点として「前評判通り、ヨシダはストライクゾーンを熟知している。
メジャーリーグでのキャリア9試合で、三振(3つ)の2倍の四球(6つ)を記録している。
最近、特にチェンジアップへの反応が少し増えたが、彼はまだストライクゾーンを余裕をもって見極めているように見える。
それは成功のための強固なベースラインだ」と定評のある選球眼を評した。

だが一方で、低打率、本塁打の少なさに言及しており「レッドソックスがヨシダと契約したのは、
彼がパワーヒットを打つと信じていたからだ」と述べ、その上で「気になる点」として、ゴロが多いことを挙げており
「本塁打以外、ほとんどがグラウンド(に転がる打球)を打っている」と指摘。

さらに「打率・213は、彼のコンタクトが概して弱いことを強調している。これはレッドソックスが支払った金額とは合致しないし、
クリーンナップの打撃ではないことは確かだ」と苦言を並べた。

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