2011年11月に運用を終了していた赤外線天文衛星「あかり」が、日本時間11日13時44分ごろに北大西洋上空で大気圏に再突入した。
あかり」は日本初の赤外線天文衛星として2006年2月22日に打ち上げられ、目標寿命の3年を大幅に超えて2011年まで観測を続けた。
「あかり」の目は、遠方宇宙の銀河団、激しい星生成を行っている銀河、塵に埋もれた超大質量ブラックホール、天の川銀河の中心、年老いた星、恒星や惑星の誕生現場、太陽系内の小惑星など、様々な天体に向けられている。
「あかり」による観測から、約130万個の赤外線天体を収めたカタログも作成された。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13000_akari