あの“ペッパーミル騒動”なぜ賛否が割れた? 東北・佐藤洋監督「初めての甲子園で思ったのは…」「ぜひ議論に」本当の問題点を考える

高校野球はこれからも教育の一つでしかないのか、それとも、楽しむものに転換していくのか

高校野球は「スポーツ」になりえない――。
今春のセンバツ甲子園で起こった”ペッパーミル騒動”を知った際、あらためてそう感じた。

賛否両論が渦巻いた“あの騒動”
声出し応援が解禁になったセンバツの開幕戦。12年ぶりに出場した東北高は山梨学院戦の1回表、先頭の金子和志が遊撃エラーで出塁すると、ベース上でペッパーミルパフォーマンスを披露した。

ペッパーミルパフォーマンスとは、3大会ぶりに世界一になったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、
ラーズ・ヌートバー(カージナルス)選手や大谷翔平(エンゼルス)選手ら、日本代表選手たちが出塁した際に、
塁上で胡椒を挽く仕草をして喜びを表現するパフォーマンス。

それを東北高が甲子園で真似てやったところ、1回表の攻撃終了後に、一塁塁審が東北ベンチにきて厳重注意。
「パフォーマンスは控えるように」と釘を刺した。そして、試合後に東北高の佐藤洋監督が「何がいけないのか聞きたい」と語ったこともあり、賛否両論が渦巻く大騒動となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/faf0f76c91d08e8a5d5f202c9c8580f1634fc8f0