【上海時事】天津市で3月19~23日に起きた小中高生7人の連続自殺が、中国社会に衝撃を与えている。SNSで12日、伝えられた。市教育局は事態を重く受け止め、4月から各学校で保護者との緊急会合を開催。児童や生徒にも聞き取り調査を実施した。<下へ続く>

官営メディアによる正式な報道はないが、会合に出席した保護者が動画アプリに内容を相次ぎ投稿した。学校側の説明によれば、7人は学業の不振や家庭の不和、先生による叱責などそれぞれの背景があって自ら命を絶ったとみられている。

12歳の少年が残した遺書には「毎日目を覚ますと、太陽の代わりに宿題が見える」と書き込まれていた。受験戦争の激化や経済状況の悪化などが、子供にも大きなストレスを与えている可能性がある。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2023041201104&g=int