裁判の日程すら決まらない「紀州のドン・ファン殺害事件」の不透明感

2023年4月12日 16:45


 4月13日は野崎幸助さんの誕生日である。生きていれば82歳になっていたはずだ。別名「紀州のドン・ファン」と言えば、多くの方は分かるだろう。

 ドン・ファンと交友があったデヴィ夫人は彼より1歳年上だが、今でも元気にテレビに出演しているのだから、あの事件がなければ彼も人生を謳歌していたのかもしれない。ちなみに同じ和歌山県御坊市出身の二階俊博元幹事長もデヴィ夫人の一歳上の84歳だが、国会議員を引退する気配すらない。

 和歌山県田辺市で生まれ育ったドン・ファンは貸金業などで財を成し、亡くなった当時は酒類販売業を営んでいた。財産は30億円以上もある資産家だった。結婚は2度したが、離婚して独身だった。子供はおらず、ダックスフントの愛犬イブと一軒家で暮らしていた。そんな矢先、2018年2月に55歳年下の女性と電撃入籍し、周囲の者たちを驚かす。

「17年暮れに初めて彼女と会いました。それから3、4回会っただけでの入籍ですから、驚きますよ。加藤茶の年の差婚を抜いたと評判になりました」(ドン・ファンの会社の従業員)
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