元「バイトAKB」をSNSで中傷、50代被告に55万円の賠償命令

SNSで誹謗(ひぼう)中傷され業務を妨害されたとして、ラーメン店を経営する「バイトAKB」元メンバーの梅沢愛優香さん(26)が、東京都内の50代男性に220万円の損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁(波多江真史裁判長)は14日、男性に55万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 バイトAKBは「AKB48」の派生グループ。判決によると、男性は2021年8月、梅沢さんを中傷する3件の投稿をしたほか、梅沢さんの取引先に直接、「裏に反社がいるのは事実なようです」などのメッセージを送った。

 判決は、「今度はどこのパクるんだろう」とのSNS投稿は「社会的評価を低下させた」として名誉毀損(きそん)を認めた。取引先へのメッセージは第三者に拡散される可能性がないとして名誉毀損の成立は認めなかったが、受信後に取引先が取引を断ったことから、業務妨害にあたると判断した。
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