9カ月に首相ら2人狙われる異常事態 専門家が語る選挙演説の難しさ

衆院補選の遊説で和歌山市を訪れていた岸田文雄首相に向け、爆発物のようなものが投げつけられた。昨年7月に安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから9カ月。短期間で遊説中の国会議員が2度狙われた。有権者に直接、声を届ける現場の安全をどう守るのか。

【特設ページ】首相演説会場で爆発音
「異常事態だ」。元衆院議員秘書で選挙プランナーの三浦博史さんは、今後の選挙活動への影響を懸念する。

事件は15日午前11時半ごろ、和歌山市の雑賀崎漁港で起きた。地元の名産品の刺し身を試食し、コーンで隔てられた聴衆と触れあった岸田首相が演説スペースに向かう。その背後から、細長い筒状のような物が投げつけられた。

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