コロナ禍でマスク生活が長く続き、名古屋市内でも「あごが痛くなった」という声が聞かれるようになっています。
そこで、名古屋市瑞穂区の歯科医院で詳しく聞いてみると…。
(鈴木歯科クリニック 鈴木宏紀院長)
「顎関節症の患者が非常に増えています。コロナ前に比べれば確実に増えている」
「顎関節症」とは口を開こうとした時に、あごの「関節」や「筋肉」が痛んだりする症状のこと。コロナ禍でこの「顎関節症」の症状を訴える人が増えたということなんです。一体なぜなんでしょうか。
(鈴木歯科クリニック 鈴木宏紀院長)
「マスク生活をどうしてもしなくてはならなかった状況の中で、この2、3年で、(顎関節症が)すごく増えている。マスクをしていると鼻呼吸がしづらい。なのでどうしても、口を開けて呼吸してしまう」
鈴木歯科クリニックの鈴木院長によりますと、マスクをすると鼻で呼吸することがしづらくなるため、無意識にマスクの中で口を開けることが多くなるとのこと。
そうすると、下あごの筋肉が徐々に緩んで安定しなくなり、夜、寝ている時につい歯を食いしばるクセがついて負担がかかり、顎関節症になってしまうそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d061e2b88b17b56a768ea287d8ecab5418ae43f6