倉吉市で作家 小森陽一さん制作の怪獣フィギュア集めた特別展

海上保安庁の潜水士をモデルにした漫画の原案などで知られる作家の小森陽一さんが制作した怪獣のフィギュアを紹介する特別展が倉吉市で開かれています。

作家の小森陽一さんは、大の怪獣好きとして知られ、執筆活動にあたるかたわら、「ガレージキット」と呼ばれる少量生産の怪獣のフィギュアを300点以上制作し、倉吉市の円形劇場で開かれている特別展にはおよそ140点が展示されています。
ゴジラの映画に出てくる「キングギドラ」のフィギュアは、長い首の先にある3つの頭の部分に毛を生やすことで、ゴジラに立ち向かう迫力を表現しています。
また、怪獣が燃料基地を破壊しているように見えるジオラマには、近くに消火器や台本などが置かれていて、特撮シーンの撮影現場を再現していることがわかります。
このほか、小森さんが漫画の原案を手がけ、テレビドラマや映画になった作品を紹介するコーナーもあります。
円形劇場の稲嶋正彦社長は「怪獣は、1つ1つに愛嬌がある。怪獣を知っている人には、懐かしんでもらうとともにデジタル時代の子どもたちには、こういう作品を手作りする世界があることを知ってほしい」と話しています。
この特別展は、7月9日まで開かれています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20230415/4040014797.html