アニー賞 堤大介監督の『ONI ~ 神々山のおなり』が作品賞受賞
2023年2月26日 18時04分
「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞の発表がアメリカのロサンゼルスで行われ、堤大介監督の『ONI ~ 神々山のおなり』が作品賞を受賞しました。
ことしで50回目を迎えたアニー賞の発表と授賞式は25日、日本時間の26日午後、ロサンゼルスで行われ、日本の作品の監督たちも姿を見せました。
この中で、堤大介監督の『ONI ~ 神々山のおなり』がテレビ・メディア部門の作品賞とプロダクション・デザイン賞に選ばれました。
この作品は、神々や妖怪たちが暮らす山でひときわ元気な少女「おなり」が古来、恐れられてきた「ONI」と呼ばれる存在に立ち向かう物語で、
CGを駆使して人形劇のようなほのぼのとした映像で描かれています。
堤監督は、記者団に対し「質の高い作品がノミネートされている中で選ばれたので、本当にうれしいです。今はストリーミングやインターネットがあり、
日本の題材でも世界の人たちが見てくれます。チャンスはあるので、自分が作りたいものを真摯(しんし)に作ることが大事だと思っています」と喜びを語りました。
一方、最も権威があるとされる長編作品賞には、木の操り人形が主人公の名作の童話を新しい手法で描いた「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」が選ばれました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230226/k10013991511000.html