2023年04月16日 18時00分

2型糖尿病が発生する原因とコーヒーの効果に着目した新しい研究により、コーヒーが2型糖尿病のリスクを低減させるプロセスが判明しました。

これまでの研究により、コーヒーが2型糖尿病の予防に役立つことが示されていますが、そのメカニズムについてはよく分かっていません。そこで、オランダ・エラスムス医療センターの研究員であるCarolina Ochoa-Rosales氏らの研究チームは、コーヒーと2型糖尿病のリスク減少とのつながりに焦点を当てた研究を行いました。

研究対象となるデータは、イギリスの「UKバイオバンク」とオランダの「ロッテルダム研究」という2つの大規模研究から収集されました。「UKバイオバンク」には2006年4月~2010年12月にかけて調査に参加したイギリス人50万2536人のデータが収録されており、このうち2型糖尿病の診断情報といったデータがそろっているものを抽出したところ、14万5368人分の記録が得られました。また、ロッテルダム研究は1990年から記事作成時点でも継続されている研究で、今回の分析には合計1万4929人の参加者のうち7111人分のデータが使用されました。

https://gigazine.net/news/20230416-coffees-reducing-type-2-diabetes-risk/