オールナイトで南無阿弥陀仏 京都・知恩院、法然しのぶ「御忌」
京都市東山区の浄土宗総本山・知恩院で18日夜、僧侶と参拝者が夜通しで念仏を唱える「ミッドナイト念仏in御忌（ぎょき）」が始まった。特別開放された三門（国宝）の楼上では19日朝まで、木魚をたたく音と共に「南無阿弥陀仏（なむあみだぶつ）」の厳かな声が響き渡る。
宗祖・法然の遺徳をしのんで営まれる浄土宗最大の法会「御忌大会（だいえ）」に合わせて開催。新型コロナウイルス禍のため通常の3分の2となる約80人の定員制限は設けられたが、2021年から行われていた事前予約は不要となり、ライブ配信も実施された。
参拝者らは、安置された宝冠釈迦牟尼仏像（ほうかんしゃかむにぶつぞう）と十六羅漢像の前で間隔を空けて着席。オールナイト枠（5人）以外は、途中参加と退出をしながら念仏を唱えた。
https://mainichi.jp/articles/20230418/k00/00m/040/235000c
