知人の男性を刃物で刺そうとしたなどとして、警視庁福生署は傷害と住居侵入の疑いで住居、職業不詳、伊佐交善容疑者(56)を逮捕し、19日に容疑を殺人未遂に切り替えて東京地検立川支部に送検した。調べに対し「男と男の約束を守らなかったので、頭にきてやった」と容疑を認めている。

逮捕容疑は17日午後6時25分ごろ、福生市の80代の知人男性のアパート居室に窓を割って押し入り、「なんで俺の女に手を出した。殺してやる」などと言いながら刃渡り約10センチの果物ナイフで腹部を刺そうとした上、顔を殴るなどしたとしている。男性は鼻などに軽いけがを負った。

福生署によると、伊佐容疑者と男性は近所の釣り仲間。昨年に共通の知人女性をめぐり、伊佐容疑者が男性へ「付き合うな」と因縁をつけたことから関係を絶っていた。事件前日に男性と女性が2人でいるところを伊佐容疑者が目撃し、酒に酔った状態で男性宅に押し入ったという。

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