【子どもを苦しめる「生きづらさ」の正体(8)】ジェンダーを巡る生きづらさ
https://www.kyobun.co.jp/education-practice/p20230419/

「女性も男性も同じように生きづらい」と言って済ませることは、もちろんできません。
女性の賃金は男性の4分の3で、課長以上の女性管理職の割合は2割にも満たず、衆議院議員は9割が男性です。
このような状況を見ても、日本社会が女性に活躍の場を閉ざしていることに疑いはないからです。
しかし、フェミニスト的観点からそう指摘しても、実際の相互作用の場面ではうまくいかない現状があります。
「男性の生きづらさは受け止められないのか」というもやもやが残り、
それが「女性ばかり擁護される」と怨嗟(えんさ)を帯びてしまうこともあります。
息子が感じた「男ばかり怒られる」という思いにも、通じるかもしれません。