米賃金上昇率、インフレ率上回る-FRBに利上げ根拠与える公算
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-18/RTBF9GT1UM0W01
米労働者に支払われる賃金の上昇率がインフレ率を上回り始めている。購買力は押し上げられ、米金融当局が5月に追加利上げを行う根拠の一つになり得る。

  米労働統計局が18日発表したデータによると、1-3月(第1四半期)のフルタイム労働者の週間賃金(中央値)は前年同期比で6.1%上昇した。

一方で同期間中のインフレ率は5.8%だったと、同局は説明した。この2年間、賃金上昇率は大方、インフレ率を下回ってきた。物価圧力は若干緩和しているものの、企業は人手不足の中、人材獲得とつなぎ留めのため賃上げを進めている。